
「物件K」は東広島市の玄関口・西条駅から徒歩3分という好立地にあります。
1993年の竣工以来、建物はKさまご自身で真心こめて管理しておられ、入居者との積極的なコミュニケーションも大切な日課となっています。
また、日頃から入居者サービスに関する情報収集にも熱心です。広島ガスオーナーズ倶楽部の活動や情報もその一つ。2014年の「バス見学会in福岡」にも参加するなど、積極的に取り組んでいます。業界最大級の展示会イベントや、ショールーム見学では、新たな発見もあり、とても参考になったそうです。



県外の都市圏から引っ越して来た入居者の中には、「都市ガスが当たり前の地域だったので、プロパンガスは初めて使う」という戸惑いや、「光熱費が高くつくのでは」という不安の声もありました。
また、Kさまの2人のご子息が関西の大学に進学し、お部屋探しをした時も、不動産業者から「プロパンガスは都市ガスに比べるとガス代が高くつきますよ」と何度も説明されたそうです。賃貸物件の経営者として無視できない問題でしたが、当時の東広島市・西条地区では都市ガスという選択肢もなく、プロパンガスを使用していました。
だからこそ、都市ガスが供給されることを知った時、「光熱費など月々のコストダウンは入居者満足につながり、地域の中で都市ガスに切り替えた賃貸物件の第1号ということで、PR効果も大きいだろう」と考え、切り替えを決意しました。
切り替え工事にあたっては、「広島ガスの担当者から事前に工事内容や費用など、丁寧な説明がありました。また、入居者を1軒ずつ訪問し、工事日程なども調整してくれたので、本当に助かりました」とKさま。
ガス管の埋設工事の際には、担当者が近隣の方々に事前説明を行い、トラブルもなくスムーズに完了しました。
プロパンガスを使用していた時は、屋根付きの頑丈なプロパンボンベ庫を設置していました。都市ガスへの切り替えに伴い、これを撤去することで新たなスペースが生まれました。「見た目もすっきりしましたね」と入居者にも好評です。



「物件K」は3LDK中心のファミリータイプなので、家族で暮らす方も多く、月々の光熱費は気になります。「都市ガスになって、どのくらいガス代が安くなるか楽しみ」という声が入居者から上がっているそうです。
Kさまは日頃から「女性の目線を大切にすること」を心掛けて、キッチンやサニタリーなどの水まわりを中心にきめ細やかな修繕や、設備更新を行い、入居者満足を追求しています。また、畳の縁の柄を入居者が自由に選択できるという、他にはないサービスを取り入れるなど、多様化する入居者ニーズに応えられるよう工夫を凝らしています。さらに、「いち早く都市ガスに切り替えることで、地域の競合物件に対して大きな優位性を持つことが可能となり、空室対策だけでなく、建物の資産価値向上や、安定経営にもつながるだろう」とKさまは期待を込めます。
