プレスリリース

2022年度 広島ガスグループ中期経営計画および広島ガス事業計画について

 当社は、昨今の事業環境変化を踏まえ、広島ガスグループ中期経営計画(2022年度から2024年度までの3カ年)および広島ガス事業計画(2022年度)を策定いたしました。

 今後も、当社を取り巻く事業環境の変化に対応し、グループ一丸となって、2030年、その先の2050年を見据えた取り組みを積極的に展開していきます。

1. 2050年カーボンニュートラルに向けて

2021年11月、「2050年カーボンニュートラルへの取り組み」を公表

2050年カーボンニュートラルに向けたロードマップ

「ガス」「電気」「環境」の3つを柱とした取り組みにより、CO2排出量の低減と吸収の取り組みを推進

2. 2022~2024年度 広島ガスグループ中期経営計画

(1)重点施策

2050年カーボンニュートラルの実現に向けて、事業基盤を改革・強化してまいります。

  • ① ガス「天然ガス・LPガス」の積極的・効率的利用により、「累積CO2の低減」に邁進する。
  • ESG経営・SDGsを意識した取り組みの推進と、「イノベーション」を通じ、脱炭素社会の実現および「このまち思い」な「まちづくり」に貢献する。
  • ③ DXの活用により、新たな価値創造と業務改革を図り、イノベーションを推進する。
基本方針 主な方策

(1) 総合エネルギー事業の更なる普及拡大を通じた、省エネ・省CO2への貢献とエネルギーサービス周辺事業の強化による事業拡大を図る。

  • ① お客さま先の低・脱炭素化に資する石油・石炭からの燃料転換によるガス販売量の拡大
  • ② カーボンニュートラルLNGの調達および提案による社会ニーズへの対応
  • ③ 低廉・安定かつフレキシビリティのある原料調達の継続と更なる推進
  • ④ 自社のグリーン電力化を手始めに、電力を含めたお客さまに選ばれるエネルギーの普及拡大

(2) 環境への貢献につながる事業展開と次世代エネルギーの研究を通じた、脱炭素化、累積CO2低減に資する施策を推進する。

  • ① 海田バイオマス発電所を軸とした、再生可能エネルギーの導入加速とそれを補完する森林保全などによるCO2削減への貢献
  • ② エネルギー効率の高い分散型エネルギーシステムの普及拡大

(3) デジタル技術の活用による高付加価値の創造を図ることによって、新たな価値創造と業務効率化を推進する。

  • ① DX推進体制の構築と取り組みの実施
  • ② デジタル技術とデータ活用のための人材の育成
  • ③ 業務の高度化による保安・安定供給レベルの向上と、業務の効率化による労働生産性の向上
  • ④ お客さま接点の飛躍的拡大による、新たな事業領域への挑戦(イノベーション)

(4) グループ組織力の強化につながる創造性豊かな人材の育成と活用により、グループ総合力の向上を図る。

  • ① 多様で柔軟な働き方が実現できる環境の整備
  • ② 管理職を含め全職域における男女共同参画の推進
  • ③ 自発的に力を発揮する貢献意欲の高い人材の育成

(5) 安心安全の更なる追求・スマート保安の推進により、災害対策・レジリエンスの強化を図る。

  • ① 保安レベル向上への取り組み継続(経年導管の取り替え促進、広域保安、保安周知 等)
  • ② DX活用による監視および予測能力向上による保安の高度化
  • ③ 災害に備えたハードおよびソフトの整備・強化(防災訓練への対応と強化、復旧要員の教育など)

(6) 社会貢献活動の推進を通じ、地域社会と共に発展する企業グループをめざす。

  • ① ひと思い活動の推進(次世代教育、スポーツ振興など)
  • ② くらし思い活動の推進(まちづくり推進支援、文化振興など)
  • ③ 環境思い活動の推進(森林保全の実施・拡大など)

(7) グループ経営基盤の強化を図り、強靭な企業グループの構築と持続的な発展をめざす。

  • ① 収益力、資本効率の向上に資する事業ポートフォリオの構築と人材を含めた経営資源の適切な配置配分
  • ② グループ組織機能の再配分による全体最適化の推進

(8) 地域社会からの信頼につながる経営を推進する。

  • ① 社内外への適時・適切な情報開示(IR活動の展開・強化等)、東証プライム市場上場維持基準適合に向けた取り組み
  • ② 事業活動および財務報告の適法・適正性確保に向けた内部統制への継続的な取り組み
  • ③ グループ経営管理、コーポレート・ガバナンスへの継続的な取り組み

(2)ガス需給計画

① 都市ガス事業(家庭用/業務工業用)
  • ・既存大口需要家の事業撤退が2024年度までに完了予定。
  • ・お客さま先の低・脱炭素化に向けた「石油・石炭からの燃料転換」の更なる提案により、販売量の拡大をめざす。
② 都市ガス事業(卸供給等)
  • ・卸先の販売量の拡大や新規開発を支援し、卸供給量の拡大に取り組む。
③ LPG事業
  • ・都市ガスとLPガスの協働営業の強化などにより、工業用などの新規開発営業を推進する。
  2021年度
(見込)
2022年度
(計画)
2023年度
(計画)
2024年度
(計画)
2025年度
(参考)
都市ガス販売量
(家庭用/業務工業用)
[百万m3]
472 430 415 407 412
都市ガス販売量
(卸供給等)
[百万m3]
93 71 76 74 54
LPG販売量
[千t]
80 86 89 93 96
※都市ガス(45MJ)

(3)設備投資計画

① 都市ガス事業
  • ・ガス販売量の普及拡大に向け安定供給体制を確保するため、中長期的な視点で製造設備および供給設備の増強・改修・入替等を計画的・効率的に実施する。
② LPG事業
  • ・コミュニティーガス団地における経年劣化した導管をPE管等の耐震性の高い導管への取替促進を実施する。
③ カーボンニュートラル投資(以下、CN投資と表記)
  • ・再生可能エネルギーの導入拡大や低炭素化などに貢献する投資を実施する。
  2021年度
(見込)
2022年度
(計画)
2023年度
(計画)
2024年度
(計画)
3年間合計
(2022~2024年度)
製造設備 10億円 12億円 3億円 4億円 20億円
供給設備 62億円 56億円 36億円 33億円 126億円
業務設備
(内、用地取得)
15億円 41億円
(21億円)
22億円 24億円 88億円
(21億円)
その他の設備 7億円 10億円 8億円 8億円 27億円
広島ガスグループ
設備投資合計額
(内、CN投資)
95億円 121億円
(34億円)
70億円
(3億円)
70億円
(20億円)
262億円
(57億円)
※CN投資の内、2022年度には事業用地取得21億円を含みます
※その他の設備とは、ガス事業に利用する設備以外の設備です
※端数処理の関係上、各項目の合計値は一致しない場合があります

2.2022年度 広島ガス事業計画はこちら→

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