プレスリリース

広島ガス防災センタービルの竣工について 2017年12月20日

 広島ガス株式会社(代表取締役社長 社長執行役員:松藤研介)が、大規模地震等災害に対する防災拠点として、広島市南区皆実町の本社構内に建設を進めていた防災拠点ビル「広島ガス防災センタービル」(以下「本ビル」といいます)が完成し、本日、竣工式を行いました。
 本ビルは、災害対策本部をはじめ保安指令センター等の供給保安機能を集約することにより、災害発生時における復旧体制の迅速化を図ってまいります。併せて、柱頭免震構造を採用した免震層および事務所機能を2階以上に配置するとともに非常用発電機を屋上階に設置するなど、地震災害のみならず津波等浸水災害発生時においても、事業を継続し供給保安を確保することが可能な機能を有しています。
 今後は、建物内の設備工事を行い、来年6月頃を目途として、本ビルの運用を開始する予定としております。
 当社は、本ビルの建設をはじめとして、更なるインフラ整備や現場力の向上を通じて、より一層の保安に対する取り組みの強化を進め、お客さまの安全・安心の確保に努めてまいります。


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1.特徴
(1)供給保安機能の集約
  • ①災害対策本部会議室を常設
  • ②保安指令センターを配置
    • ・供給保安およびガス供給設備の維持管理に関わる受付・指令機能
      ・都市ガスの圧力、輸送状況などの常時監視
(2)地震・津波等災害に耐える構造
  • ①免震装置を高所に設置(柱頭免震構造)し、横揺れを大幅に軽減することにより、震度7クラスの地震に耐える構造を採用
  • ②想定される津波被害の高さを考慮し、事務所機能・空調・電気設備等を全て2階以上に配置
  • ③1階柱を少数(9本)の丸柱とし、津波および浮遊物の衝撃を受け流すことのできる設計
(3)インフラ維持対策
  • ①非常用発電機を屋上に設置し、供給保安上必要な設備の電源を喪失しない設備
  • ②衛生設備については、非常用水槽を確保
  • ③非常用備蓄品(食糧、飲料水等)倉庫を配置
(4)省エネルギー・省CO2設備の導入
  • ①空調は、環境負荷の低い都市ガスを利用するガスヒートポンプ機器を採用
  • ②自然風力換気窓を採用


2.建物の概要
所 在 地: 広島市南区皆実町二丁目7番1号
建物階数: 地上6階(地上5階、屋上塔屋)
延床面積: 約3,900m2
構造種別: 1階RC造、2〜5階SRC造、柱頭免震構造
工事期間: 平成28年11月 着工
平成29年12月 竣工

以 上



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