プレスリリース
直列メーター設置のお客さまに対する
ガス料金の誤った請求について
2010年5月31日

 当社は、家庭用のお客さまにガス料金を誤って算定し、過大に請求し受領していたことについて、本日5月31日に中国経済産業局から書面により、類似案件の調査および再発防止の徹底について指導をいただきました。
 当社はこのような事態が生じましたことを重大なことと真摯に受け止めており、お客さまにご迷惑をおかけしたことを心よりお詫び申し上げます。
 今回の事象は、家庭用のお客さまに対し改修工事を行った際に、メーターとガス管との接続に不備が生じてしまったため、ガス料金を誤って算定し、請求したものです。なお、当該お客さまには、平成22年2月10日に正規のガス料金との差額をご返金させて頂きました。
 今後は同様の事象が二度と起こらぬよう、再発防止の徹底に取り組んでまいりますので、何卒ご理解ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
 現在、当社では類似案件の有無を調査中です。今後、同様の状況となっている可能性があるお客さまについては、順次、現地調査を実施いたしますので、重ねてご理解ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

1. 今回の事象
 同じ敷地内にお客さまAとお客さまBのお宅があり、お客さまAは、メーター1とメーター2、お客さまBは、メーター3が設置されていました。お客さまAのメーターを1個に集約するためメーター2を除去する工事の際、メーター3との接続関係の確認を怠ったためお客さまAのメーター1とお客さまBのメーター3が直列接続となって、ガス料金を誤って算定し、請求していました。

工事前

工事後

  現時点での過大請求によりガス料金の返金が発生するお客さまの件数と金額は以下の通りです。
(1) 誤った請求を行った件数 : 1件
(2) 対象のお客さま : 広島地区の家庭用のお客さま
(3) 誤った請求の総額 : 4,195,677円(利息を含む)
(4) 誤った請求を行った期間 : 昭和60年12月〜平成21年11月
 
2. お客さまへの対応
 当該お客さまに、当社社員が訪問し、このたびの事情の説明ならびにお詫びを申し上げるとともに、返金の手続きを行いました。(平成22年2月10日全額返金済)
 
3. 今後の対応
(1) 類似案件の調査
1これまでの調査内容
 今回の事象発生後、同じように敷地内に複数の建物があり、敷地への引き込みガス配管の経路が図面で確認できないお客さまについて、使用量実績確認等の調査を実施いたしました。
  2今後の調査内容
 これまでの調査の範囲で確認できなかった類似案件の可能性があるお客さまを対象に、平成22年6月以降、お客さまのお宅に訪問して現地調査をさせていただきます。
(2) 再発防止策
 業務チェック体制の強化および関係者への周知徹底により、同様のミスが発生しないよう業務運用体制を確立いたします。
 ・システム変更による運用の強化
 ・設計部門と図面管理部門での2重チェック体制の確立
 ・設計者への周知および教育の徹底
 
以上


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広島ガス株式会社
HIROSHIMA GAS Co.,Ltd