プレスリリース
LNG船「サン アローズ」の初入港について 2007年12月3日

 当社は、将来のLNG需要増加に対応するため、当社と株式会社商船三井が50%ずつ出資する合弁会社(Maple LNG Transport Inc.社)を通じ、株式会社川崎造船においてLNG運搬船を建造し、10月25日には株式会社川崎造船坂出工場の構内にて本船の命名式を行い、「サン アローズ(SUN ARROWS)」*1と命名しました。
 本日、マレーシアより当該LNG船「サン アローズ」が当社廿日市工場(広島県廿日市市)に初入港しました。なお、本船は、Maple LNG Transport Inc.社が所有し、マレーシアプロジェクトやサハリンIIプロジェクトからの調達など、広島ガスの購入するLNG輸送等に活用してまいります。また、サハリンへの航行に対応するため、本船は耐氷仕様に船体を補強しているほか、可変ピッチプロペラを採用することで、氷海域における航行性能を向上させています。本船の運航については、株式会社商船三井に委託します。
 当社は今後も、LNGの安全・安定輸送により、都市ガスの安定供給に努めて参ります。

*1 「サン」は英語で太陽、「アローズ」は英語で矢を表します。既存のLNG船「スリヤ アキ」および「スリヤ サツマ」の「スリヤ」はインドネシア語で太陽を意味しており、姉妹船であるという気持ちも込めて、同様に太陽を意味する語句を採用しました。
また、「サンアローズ」は、毛利元就でおなじみの「3本の矢」をイメージし、ガスをご利用のお客さま・LNG売主・LNG買主の3者が一体となって発展していく願いも込められています。

【参考1】 LNG船の概要
LNG船「サン アローズ」
  サン アローズ(第3船) スリヤ アキ(第1船) スリヤ サツマ(第2船)
全 長 約151m 約151m 約151m
約28m 約28m 約28m
LNGタンク 19,100m3
モス(独立球形タンク)方式
19,100m3
モス(独立球形タンク)方式
22,500m3
メンブレン方式
速力 約18.1ノット 約18.5ノット 約16.5ノット
所有者 Maple LNG Transport Inc.社 MCGCインターナショナル
広島ガス(株)
(株)商船三井
ヌサンタラシッピング(株)
船籍 バハマ バハマ 日本
造船所 (株)川崎造船
坂出工場
川崎重工業(株)
坂出造船所
日本鋼管(株)
津製作所
運航会社 株式会社商船三井 株式会社商船三井 株式会社商船三井
※造船所:建造当時の名称を記載

【参考2】 マレーシアLNG社の概要
  会社名 :Malaysia LNG Sdn.Bhd.
設立 :1978年6月
本社所在地 :マレーシア・サラワク州ビンツル

【参考3】 マレーシアLNGプロジェクトの位置図

マレーシアLNGプロジェクトの位置図


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