<参考1>「ECO WILL(エコウィル)」について


 当社は、家庭用1kWガスコージェネレーションシステム「ECO WILL(エコウィル)」を、平成15年9月1日から販売いたします。また、発売開始にあわせて、新しい家庭用選択約款「家庭用ガスコージェネレーションシステム契約」を平成15年9月1日から実施いたします。
ECO WILL(エコウィル)
ECO WILL(エコウィル)
 本システムは、大阪ガス株式会社(社長:柴野博文)、東邦ガス株式会社(社長:早川敏生)、西部ガス株式会社(社長:小川弘毅)、株式会社ノーリツ(社長:竹下克彦)、株式会社長府製作所(社長:川上康男)が共同で開発したガスエンジンの排熱利用システムと、本田技研工業株式会社(社長:福井威夫)が開発した1kWガスエンジンを組み合わせたもので、開発メーカー各社では、すでに、平成15年3月から販売されております。
 コージェネレーションは、お客さまがお使いになる場所で発電し、同時に発生する熱を有効に利用することにより、省エネルギーをはかる分散型エネルギーシステムです。
 当社は、すでに産業用、業務用として、天然ガスコージェネレーションの販売を促進しており、昭和63年導入以降、累計実績で77千kW(平成15年7月末)を超える容量が設置されています。
 「ECO WILL」は、ご家庭で都市ガスを燃料に発電し電気使用の一部を賄い、同時に発生する熱エネルギーを給湯や暖房等に利用するシステムで、総合エネルギー効率は85%(発電効率20%、排熱利用効率65%)となります。
 これにより、平均的な住宅の熱需要の大半と電力需要の約3割を賄うことが可能です。

1. 「ECO WILL」の特徴
(1) 約12%の省エネルギーと低ランニングコストを実現
住宅内の電力と熱のエネルギー負荷パターンにあわせて運転するため、発電した電力と熱を無駄なく利用できます。これにより一次エネルギー換算で平均12%※1の省エネルギーを図ることができます。また、新しく設定した専用料金を利用することで、一般家庭の光熱費は年間約3万から5万円※2の節約効果が期待できます。
※1 「ECO WILL」で供給する電力と熱を、商用電力+従来のガス給湯暖房機で賄う場合との比較
※2 当社試算値。電力代+ガス代(暖房料金、一般料金での比較)
※1・2の試算条件:一戸建住宅(150m2)でコンロ、給湯暖房機、温水式床暖房、浴室暖房乾燥機を使用
(2) COの排出量が削減でき、環境にやさしい
排熱の有効利用により、一次エネルギー換算でCOの排出量を年間で約20%削減できます。
(3) 学習機能による最適な省エネ運転
過去のエネルギーの使用実績により最適な運転パターンを予測し、省エネ効果の高い時間帯に自動的に発電運転します。また、台所やお風呂のリモコンで、発電している時間帯や毎日・毎月の発電量を確認することができます。
(4) 国からの補助金制度の適用
本商品のリモコンを含むシステム価格は、約77万円ですが、高効率システム導入による国からの補助金が最大で221,000円支給されるため、お客さまのご負担は軽減されます。
(補助金上限額 機器分171,000円 特殊工事分 50,000円、また別途工事費等が必要)
2. 販売目標
当社は、「ECO WILL」の販売目標を年間100台とし、住宅において標準設備となりつつあるガス温水式床暖房、浴室暖房乾燥等の温水暖房機器に組み合わせて、快適な暮らしと省エネ・環境問題への取り組みが両立できるシステムとして、新築の一戸建てを主な販売ターゲットとして積極的な販売活動を展開していきます。


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広島ガス株式会社
HIROSHIMA GAS Co.,Ltd