別紙1:旧海田工場跡地の調査結果


(1) 所在地
広島県安芸郡海田町明神町2−118
(2) 面 積
約155,000m2
(3) 履 歴
 当用地は、昭和33年に石炭を原料とした都市ガスの製造を開始し、平成6年までの約35年間にわたり石炭ガスを製造しておりました。その後、平成13年に都市ガス製造工場としての操業を停止し、現在は球形ガスホルダー等の供給設備・研究所・関係会社物流基地などとして使用しております。
旧海田工場跡地
(4) 調査概要
 旧製造設備の改廃に併せて、平成10年11月より順次可能な地点の土壌調査を実施してまいりました。ボーリング調査(53地点、標準深度5m)により土壌を採取し、地下水(11地点、標準深度15m)を採取して分析を行いました。
(5) 調査結果
 調査の結果、土壌溶出量6項目、土壌含有量1項目及び地下水濃度5項目で基準を超えるデータが検出されました。

《土壌溶出量》:分析項目(最大)27項目
項  目 指定基準
[mg/l]
基準超過試料数
(超過数/全試料)
最大値
[mg/l]
砒  素 0.01 173/342 4.2
全シアン 検出されないこと 7/338 1.2
ベンゼン 0.01 9/192 0.073
0.01 42/340 0.21
フッ素 0.8 1/8 1.4
ホウ素 1 1/8 1.9

《土壌含有量》:分析項目(最大)5項目
項  目 指定基準
[mg/kg]
基準超過試料数
(超過数/全試料)
最大値
[mg/kg]
砒  素 150 2/51 380

《地下水濃度》:分析項目(最大)26項目
項  目 地下水基準
[mg/l]
基準超過試料数
(超過数/全試料)
最大値
[mg/l]
砒  素 0.01 24/50 3.6
全シアン 検出されないこと 9/50 0.42
ベンゼン 0.01 2/50 0.61
フッ素 0.8 2/7 0.9
ホウ素 3/7 4


(備考)
全シアンの基準超過試料数は、定量限界(0.1mg/l)以上の試料数です。
地下水濃度の最大値は、ポイントごとの平均値の最大の値を示しています。ただし、全シアンについては全測定値の中の最大の値を示しています。


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