『広島市西消防署』
開放感いっぱいで、心地よいほどに透き通った空間。山本理顕先生の作品、「広島市西消防署」の新庁舎を訪れてみました。
広島の平和大通りに面したこの建物、内も外もすべてがガラス張り。地下1階から地上7階までが吹き抜けで外壁はなく、斜めに組み合わされた強化ガラスの間からは自然の空気が流れ込んできます。
 中央に透けて見えるのは署長室 |
「最初はとまどったけれど、今は見られることが全く気になりません。毎日常に開放された空間で過ごしているので、自分を飾ってしまうことは逆に無理をすることになってしまいます。おかげでいつも自然体の自分でいられるようになりましたね。この体験を生かして、この場所から、理顕先生とともに『開かれた消防』を内外に発信していきたいと思っています。」広島市西消防署の署長もおっしゃっています。
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建物内の訓練設備 |
自由に見学できる館内 |
山本理顕先生の建築デザインにかけた思いが、実際にそこで過ごす人たちによって実際に形になっている様子を、垣間見せていただきました。
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