天然ガス自動車タイトル

■天然ガス自動車とは
天然ガスの一番の特徴は環境負荷が小さな車であることです。それは、化石燃料の中でもっとも二酸化炭素の発生量が少ないクリーンな天然ガスを燃料にしているからです。排気ガスには、大気を汚染するSOx(硫黄酸化物)や黒煙が排出されず、NOx(窒素酸化物)はディーゼル車のわずか1/3〜1/5に過ぎません。環境にやさしい燃料への転換をはかるひとつの道として、天然ガス自動車には大きな期待が寄せられています。

■走行性能と安全性も良好
天然ガス自動車の構造は、ガソリン・ディーゼル車などとほとんど同じで、走行性能もガソリン・ディーゼル車に比べて遜色はありません。燃料の天然ガスは耐ノッキング(=異常爆発)性に優れているため、ガソリンエンジンより圧縮比が大きく、馬力が高くなります。また、海外では、ロシア、アルゼンチン、イタリア、ニュージーランド、カナダ、アメリカなどで既に百万台の天然ガス自動車が走行実績を残しており、安全性も実証されています。

■天然ガス自動車が望まれる分野
天然ガス自動車は燃料が気体であるため、液体燃料に比べて搭載量が少なく、1充填あたりの走行距離が短くなります。したがって、この自動車の特性を生かせる分野としては、都市内路線バス、ごみ収集車、荷物集配車のような1日の走行距離が一定している都市内交通や輸送、また、倉庫内のフォークリフトなどが考えられます。特に排気ガス汚染が問題となっている市街地で採用することにより、ディーゼル代替の低公害という特性が都市環境改善に効果をあげます。

天然ガス自動車

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広島ガス株式会社
HIROSHIMA GAS Co.,Ltd