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 6 情熱の色「レッド」

★歓喜、勇気、エネルギー、祝福、威厳などのプラスのイメージ、そして危険、狂気、圧迫感、衝動的などのマイナスイメージ。どちらも「赤い色」のイメージです。炎、信号、皇帝そして血と、その連想の範囲はどの色よりも広いものがあります。
★色そのものの代表のような「赤い色」は、私たちが最初に認知する色といわれています。みんな平等に「赤ちゃん」と呼ばれるところから人生が始まり、そして大人になり「運命の赤い糸」とめぐり逢うことになるのですが、なぜ「赤い色」であって黄や青ではないのでしょうか。それはきっと「赤い色」が熱を持っているということを、昔から人々は知識として身につけていたからではないでしょうか。情熱をお互いに伝えあい、熱中し、やがてエスカレートして嫉妬心に燃え、争いが起きて火傷することも、すべて承知の上での「赤い糸」なのだろうと想像します。
色で見る文化 
★同じ赤い色でも「紅」と呼べばその印象はずいぶんと優しいものとなります。万葉集にも詠まれていますが、平安時代では紅は高価な染色だったにもかかわらず、広まりすぎてしまったため禁止令が出たとも伝えられています。当時の女性たちにとって、紅は憧れの色だったのです。
★色からでも文化の違いを知ることができます。紅色、少し黄味がかった緋色、中国からの朱色、染料植物として知られている茜の色などはアジアの味と香りを感じとることができる赤い色です。欧米での代表の赤は、ぶどう酒色(ボルドー)。ぶどう酒はキリストの血といわれています。それだけにボルドーの色には、従来の赤の持つ「衝動・興奮」のイメージは影をひそめ、祈りのある味わい深い生活を表す色彩のように思えます。
★この時期になると、ジングルベルの曲とともに赤いベルベットのリボンと灯りが街をにぎやかに飾っています。寒い夜には本当に赤がよく似合います。

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