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| 11 名脇役「灰色」 |
★はっきりと決着をつけたい時、相手側に白と黒の色を持ち出し、結論を迫ることがあります。疑わしいけれど、これといった決め手がない場合は、「灰色」という色が一応の結果となって終了することもあります。★白・黒・灰色は、色みを持たないので、無彩色とよばれています。その中でも、「灰色」は、それ自体が無性格という特質を持っているため、もやがかかった、あいまいな状況を表すのにはぴったりの色と言えます。 ★「日本の経済界は灰色だ」、「私の人生は灰色だった」という言葉を耳にしたなら、いい状態を連想することはまずないでしょう。「灰色」はマイナスのイメージがつきまとう、実に気の毒な色かもしれません。 ★ところが、配色の分野になると、このあいまいな無性格さがいい味を出し、重要な役割を担うことになります。 ★例えば、赤とピンクだけなら甘さだけの表現となりますが、白を入れるとスポーティーとなり、灰色を入れると途端に大人っぽくモダンな感じがしてきます。 |
| 無個性の色? |
★無性格の色で、単独としてならば、ほとんどの人が、悲しい、淋しい、暗いという感覚を持つ色なのに、色と色をつなぐというコーディネーターとしての「灰色」は、主役を盛り立てる名脇役というすばらしい存在となります。★これは色のみならず、人にもあてはまることのように思います。強い個性を持った人には、刺激性の少ない、影のような人がついているような気がしませんか?目にはつかないけれど、無個性に徹した個性という、強く重いものをそういう人に感じます。「色」にも「人」にも特性があり、相手によってそれが引き出される場合が多いと、つくづく思ってしまいます。 |
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