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 1 色と心の関係

 「しあわせ」という言葉を聞いて、あなたはどういう色と形を連想するでしょうか。目を閉じてイメージしてみてください。赤い円(まる)、黄色の家、オレンジの太陽、それとも青い海でしょうか。言葉は同じでも、百人に問えば百個のしあわせの色と形があります。似たものはあっても、みんながちがって当たり前なのです。色が人の気持ちや感情を表すことは、なんとなくお分かりいただけると思いますが、では形は一体、私たちの何を表すのでしょうか。それはあなたの「知性」なのです。学力などとは別の、生きている中での本物の知性、つまり「くらし」を無意識の中にも表現しているのです。色は簡単に思いうかべることはできたとしても形はなかなか思いつかない。あるいは描いたとしても誰もが思いつくような○△□では、あなたのくらしぶりを暴露するようなものといってもいいでしょう。
しあわせの形 
 園児たちが描くしあわせの形は大きくて、音楽がとび出してきそうなほどクリエイティヴで知性にあふれています。それに比べて、知性と経験が豊富な大人たちのその形は貧困で、感性のぱさつきを強く感じさせられてしまいます。またこうあらねばならぬ、すべきであるという大人社会の概念が決まり切った形を造っているのかもしれません。そこからの脱出と言いましょうか、みずみずしい気持ちを取りもどすためにシンプルな方法がひとつあります。
 それは自分に不足している色を知り補うことです。なに色が足りないかは自分の体に問えばよいのです。エネルギーが足りない時には赤を、発散させたい気分を知って欲しい時には強い黄色を、肉体的疲労には緑色を・・・と、色が持っている性質をうまく取り入れることで、思わぬ効果を得ることがあります。気分が違ってくるとあなたが描く「形」にも変化が出てきます。その変化は日々のくらしをも動かすことがあるでしょう。たがが色、されど色なのです。

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