1.業務の効率化
(1)効率化目標の内容
エネルギー市場自由化後の施策展開も視野に入れ、機能・組織、業務のあり方を再構築するとともに、天然ガスの普及拡大に取り組むことにより、事業の効率性を高めてまいります。
(2)平成27年度の取組み状況
ガス事業制度改革も視野に入れた組織・業務の見直し、投資・経費の精査、改善提案活動の推進等による業務の効率化を図りつつ、営業部門を中心に要員の重点配置を推進しています。
2.ガス事業の基盤強化
(1)効率化目標の内容
廿日市工場桟橋機能拡大、導管の延伸・入替等のガス事業の基盤となるインフラ整備を強化することにより、将来の需要開発、 LNGの安定的な受入、より一層の安定供給を推進する体制を整備するとともに、ガス販売量の増量を図ります。
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(2)平成27年度の取組み状況
中長期的な視点で、将来の需要開発、より一層の安定供給の実現に資するインフラ整備を推進しており、平成27年度の投資額は、94億円となりました。(参考)設備投資額
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3.保安レベル・お客さまサービスの向上と省エネ・地球温暖化防止への貢献
1) 保安施策の推進
・ お客さまに安心して安全にガスを使用していただくため、安全型機器の普及促進、経年埋設内管の改善などに引き続き取り組み、保安レベルの維持・向上を図ります。
・ 製造・供給設備の経年劣化・地震などの防災対策を効率的かつ効果的に推進します。
2) お客さまサービスの向上
・ お客さまサービスのさらなる向上を目指し、様々な接点業務機会を通じて、お客さまのニーズにお応えする活動を推進します。
・ お客さまのご意見を業務改善に活かすとともに、お客さまニーズに応じたお得な家庭用選択約款の普及率について年1%の向上を図ります。
3) 低炭素社会への貢献
・ 環境特性に優れた天然ガスの普及拡大、高効率機器・システムの普及促進を図り、お客さま先でのCO2排出量の抑制に貢献します。
・ 都市ガスの製造・供給段階や事務所における環境保全活動を推進し、事業活動によるCO2排出量の抑制を図ります。
・ 省エネ・省CO2に関する情報発信、環境教育、地域との連携などの環境コミュニケーション活動を積極的に推進します。
1) 保安施策の推進
・ 経年ガス導管の計画的な改修、お客さま先の経年埋設管(白ガス管)の改善活動、不良給排気対策の推進・安全機器の普及活動を継続実施しています。
・ 製造・供給設備の経年劣化・地震などの防災対策について、優先順位を付けて実施しています。
2) お客さまサービスの向上
・ 快適にガスをご利用頂くため、お客さま訪問活動を継続実施するとともに、お客さまニーズに応じた家庭用選択約款の普及促進を継続しており、平成27年度末の普及状況は、20.5%となっています。
H26年度末 |
H27年度末 |
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19.7% | 20.5% |
3) 省エネ・地球温暖化防止への取り組み
・ 環境負荷低減に資する天然ガスの普及拡大や高効率機器・システムの普及促進を図っており、平成27年度の家庭用燃料電池(エネファーム)の販売台数は、320台となっています。
H26年度 |
H27年度 |
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305台 | 320台 |
・ 環境行動指針・環境目標に沿ったより体系的な活動を展開するとともに、関連情報の公開を推進しています。