1. |
設備投資の抑制 |
(1) |
効率化目標の内容 |
新規設備投資については、新工法・新技術の採用、仕様の見直し、購買の合理化などにより、各年度の内部調達資金以内に抑制し、フリーキャッシュフローの創出に努めます。 |
(2) |
平成19年度の達成状況 |
整備拡張計画の見直し・施工時期の再検討、購買の合理化などにより投資コストの抑制を図っており、平成19年度の設備投資実績は、内部調達額以内である36億円となり、19年度は目標達成しました。
※内部調達額=当期純利益+減価償却費−配当
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2. |
諸経費の抑制 |
(1) |
効率化目標の内容 |
ガス原価の低減を図る観点から、あらゆる分野において業務プロセスの見直しを行い、さらにグループ会社間での重複業務の整理、不採算事業の撤退等によりコスト削減を推進し、諸経費水準を抑制します。
(平成20年度までの各年度の諸経費(その他経費)水準を102億円(平成17年度実績)以下に抑制) |
(2) |
平成19年度の達成状況 |
業務の見直し等の継続実施により、平成19年度の諸経費(その他経費)実績は97億円となり、19年度は目標達成しました。
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3. |
保安・サービスの向上 |
(1) |
効率化目標の内容 |
1) |
保安施策の推進
保安の確保は、お客さまに安心してガスをご使用いただくためのガス事業者の使命であり、ガス事業者が最優先で取組むべき課題であるとの認識のもと、製造・供給からお客さま先に至るまで、保安の維持・向上に努めます。 |
2) |
サービスの向上
お客さま満足度向上のためには、個々に異なるお客さまニーズへの対応が重要であるという観点から、お客さまへの新料金周知等を目的とした個別訪問活動や開栓、修理、窓口対応等の接点業務を通じ、お客さまニーズにお応えする活動を推進します。
(お客さまニーズに応じたお得な家庭用選択約款の新規契約を3,700件/年以上、普及率を毎年度1%以上向上。平成17年度実績:7.1%→平成20年度:10.1%)
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3) |
環境問題への取り組み
クリーンで環境負荷に貢献できる天然ガスの普及促進を基本とし、広島ガスグループの事業活動における環境保全活動を推進するとともに、お客さま先における環境負荷の改善に貢献できるエネルギーシステムの提案活動を推進します。 |
(2) |
平成19年度の進捗状況 |
1) |
保安施策の推進
・ |
経年ガス導管(本支管)の計画的な改修を継続的に実施しています。 |
・ |
供給部設備改善グループを中心に、お客さま先の経年埋設管(白ガス管)の取替・改善促進活動を推進しています。 |
・ |
営業技術部を中心に不良給排気対策の推進・安全機器の普及活動を推進しています。 |
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2) |
サービスの向上
・ |
コールセンターの本格稼動により、当社全エリアの受付窓口を一本化し、ワンストップで高品質な対応の実現を図りました。 |
・ |
開閉栓・修理業務について、モバイル機器を導入し、作業の効率化を図りました。 |
・ |
快適にガスをご利用頂くため、新料金周知等のお客さま訪問活動を拡充するとともに、お客さまニーズに応じた家庭用選択約款の普及促進を継続した結果、家庭用選択約款の平成19年度増加件数は5,774件、普及率は10.8%となり、19年度は目標達成しました。 |
【家庭用選択約款の普及状況】 |
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17年度実績 |
18年度実績 |
19年度実績 |
選択約款増加件数(件) |
− |
7,524 |
5,774 |
家庭用選択約款 普及率 |
7.1% |
9.1% |
10.8% |
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3) |
環境問題への取り組み
・ |
環境行動指針・環境目標に沿った、より体系的な活動を社内外で展開するとともに、環境関連情報の公開を推進しました。 |
・ |
環境負荷低減に資する天然ガスの普及拡大や、ガスコージェネレーションシステム等の高効率機器や天然ガス自動車の普及促進を図っています。 |
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