業務用・工業用ガス機器

ガスコージェネレーションシステム

ガスコージェネレーションシステムとは

ガスコージェネレーションシステムとは、ガスを使って電気と熱を取りだし、利用するシステムのことです。

ガスで発電すると同時に、排熱を給湯や空調、蒸気などの形で有効に活用するのでムダがありません。クリーンな都市ガスを利用するので環境性に優れているほか、省エネ性にも優れています。

ガスエンジン方式、ガスタービン方式、燃料電池方式の3つの方式があります。

ガスコージェネレーションのメリット

(1)環境保全性

ガスコージェネレーションシステムはクリーンな都市ガスを高効率利用しており、環境保全に役立ちます。

  • ばいじんやSOxを発生しません。
  • 地球温暖化の大きな原因といわれるCO2の排出量を大幅に削減します。
  • NOx低減技術により、NOxの発生も最小限に抑えています。

出典:CO2は、「火力発電所大気影響評価技術実証調査報告書」(1990年3月)/
(財)エネルギー総合工学研究所
NOx、SOxは「天然ガス-2010年の展望-」(1987年3月)/OECD・IEA

(2)省エネルギー

ガスコージェネレーションシステムは、必要なとき、必要な場所でエネルギーを作る“分散型エネルギーシステム”です。作ったエネルギーを遠くに運ぶ必要がないので、 エネルギー輸送による損失がありません。 また、従来の“集中型発電方式”では、発電で発生する熱を廃棄していますが、ガスコージェネレーションシステムでは排ガスや冷却水から排熱を回収し、給湯や空調などに利用しています。これにより、一次エネルギーの70〜90%が有効利用されます。

(3)エネルギーの供給信頼性

ガスコージェネレーションシステムの設置により、商用電力との併用が可能になります。それにより、電力の二重化、安定化が図れます。 さらに、一定の条件を満たせば、ガスコージェネレーションは、非常用発電機を兼用することも可能です。

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