平成時代
地方事業者の天然ガス化
 大手3社の天然ガス転換は平成5年5月の東邦ガスをもって完了し、天然ガス導入の舞台は地方へ移ることとなりました。平成8年10月現在、天然ガスを導入した地方ガス事業者は118事業者であり、天然ガスはガス原料の78%を占めています。

天然ガス新時代
●天然ガス自動車の普及
 環境にやさしい車、天然ガス自動車普及の取り組みは、平成2年度から開始された通産省資源エネルギー庁の補助事業である「天然ガス自動車実用化調査事業」と時を同じく始まりました。普及活動と並行し、天然ガス自動車に対する規制緩和、法的整備が進められ、平成9年12月現在、日本で約1,000台が走行し、急速充填所は38カ所設置されています。
 日本ガス協会では、天然ガス自動車をトラック・バス等のディーゼル代替を中心として「2000年20万台」普及に向けて取り組んでいます。

●コージェネレーションの普及
 都市ガスによるコージェネレーションは、ガスエンジン、ガスタービンを稼働させて発電し、その排熱を有効利用する高効率システムです。また、排熱は冷房用熱源として利用できることから、都市部での電力ピークの緩和策としての役割を果たしています。昭和56年、東京代々木の国立競技場にわが国で初めて都市ガスによるコージェネレーションが導入されました。


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広島ガス株式会社
HIROSHIMA GAS Co.,Ltd